5/20 「ワークショップを用いたケータイ研究の試み」公開研究会

情報通信学会2010年度第1回モバイル・コミュニケーション研究会のご案内
【日 時】5月20日(金)14:30〜16:30
【場 所】マルチメディア振興センター3階大会議室 
【テーマ】 ケータイの未来を探る:ワークショップを用いたケータイ研究の試み
【司 会】岡田朋之氏(関西大学)
【報告者】新井田統(KDDI研究所)
     金 ヨニ(東京大学大学院)
【概要】未来のモバイル・メディア社会のあるべき姿を描くためには、ケータイの技術的な枠組みにとどまらず、ユーザーによって多様に展開されていく社会的、文化的あり方を探る必要がある。今回の研究会では、KDDI研究所と東京大学情報学環が共同で進めている「テレコミュニケーションの文化とリテラシーに関する質的、デザイン論的研究」の成果について報告を行い、文理融合型の最新研究動向を紹介する。報告者として新井田統氏(KDDI研究所)、金ヨニ氏(東京大学学際情報学府)を迎える。新井田氏は、情報通信の専門家とユーザーが共にチームを組んでケータイのサービスをデザインするワークショップを実践しつつ、モバイル技術の未来像を描き出す研究を進めている。金ヨニ氏は、パフォーマンス・エスノグラフィーという文化人類学的研究法を用いてケータイ技術の文化的あり方について提案を行っている。新しい手法を用いた研究成果を検討しながら、モバイル技術の今後のあり方を探るための課題を確かめたい。
【報告者プロフィール】
新井田統(にいだすまる/KDDI研究所ネットワーク設計グループ)
1972年生まれ。1996年,横浜国立大学大学院工学研究科修士課程卒業。同年株式会社KDD(現KDDI株式会社)に入社してKDD研究所配属,携帯電話のデジタル信号処理技術の研究を行う。2006年より心理学・社会学的知見に基づくユーザーセントリックなアプローチによる,コミュニケーションサービスの品質評価手法およびサービス開発手法の研究に取り組む。
金ヨニ(Kyoung-hwa Yonnie KIM/東京大学大学院学際情報学府)
1971年生まれ。韓国ソウル大学人類学科卒業。韓国延世大学校経営大学MBA。韓国日報の取材記者、韓国のポータルサイトの新事業開発担当を経て、 2006年からオーマイニュース日本版の立ち上がりに携わりCOO取締役を勤めた。現在東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍しながら、日本のケータイ文化について研究を進めている。
【申込締切】 5月17日(月)
【申込先】 事前に学会事務局(下記アドレス)にお申し込み下さい。
jsicr@jotsugakkai.or.jp   

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