8/23 和歌山放送ねくすと☆プロジェクト 第1回全体会

DSC01340.JPG 和歌山放送で今年度取り組んでいる民放連メディアリテラシー実践プロジェクトは、和歌山放送の次世代を模索する活動という意味を込めて、「和歌山放送ねくすと☆プロジェクト」と名付けられました。
 8月23日(日)、初顔合わせとなる第1回全体会があり、このプロジェクトに参加する県立向陽高校県立橋本高校県立和歌山高校の生徒さん(10名のうち8名)、活動をサポートしてくれる和歌山大学の学生さん(4名のうち3名)が、本社のスタジオにやって来ました。高校生を迎える和歌山放送のプロジェクトメンバーは、ディレクターの花井歩高さんをはじめ、若手局員4名が中心です。この会合に、「マス&コミュニケーション」プロジェクトから飯田豊(福山大学)、科学技術振興機構(JST)のCREST研究「メディア・エクスプリモ」から沼晃介さん(東京大学)が参加しました。
 会合の大まかな流れは、以下の通りでした。DSC01358.JPG

  • 三浦恒美報道制作局長のあいさつ、飯田によるプロジェクトの趣旨説明、参加者全員の簡潔な自己紹介。
  • ワークショップ(1)「放送局に触れる」 学校ごとにグループになり、社内見学を踏まえて「なんだこれ!?」と感じたものをデジタルカメラで次々と撮影。社内見学は平井理弘アナウンサー(編成制作部長)が引率して下さいました。スタジオに戻ったあと、みんなで写真を見ながら振り返りつつ、どういう意図で撮ったのかということをグループごとに発表しました。
  • ワークショップ(2)「サウンド・ハンティング」 場が暖まってきたところで、今度は学校ごとのグループではなく、3つの混成グループをつくりました。それぞれのグループに若手局員のみなさんが付き添い、ICレコーダの使い方をレクチャーした上で、局の内外で「音」を採取。スタジオに戻ったあと、他のグループが採ってきた音の正体を、クイズ形式で当てるという遊びをおこないました。単にICレコーダの使い方に慣れるだけでなく、身のまわりの音に対する感性を研ぎすませるという意味でも、今後の活動につながる準備運動的なワークショップだったといえます。

DSC01387.JPG 率直に言って、決して事前準備が万端だったとは言えず、若手局員のみなさんの持ち前の明るさ、咄嗟の機転で、無事に乗り切ったという感が強いです。今回が万全だったとは言えませんが、ラジオはテレビに比べて綿密な構成を必要としない分、ラジオ局が主体的に取り組むワークショップの進行についても、それに見合ったやり方があり得るのだなということを強く感じました。今後ともよろしくお願いします。
文責:飯田 豊(福山大学)

この記事は和歌山放送, 和歌山放送09-に投稿されました タグ: . このパーマリンクをブックマークする。 コメントは受け付けていませんが、次の URL へトラックバックを残せます: トラックバック URL.