チューリップテレビ、その後・・・

 寒中お見舞い申し上げますです。
 チューリップテレビのメディア・リテラシー実践、報告がしばらく間がいてしまいすみませんでした。最後の報告が9月なかばで終わってましたぁ。
 その後・・・。チューリップテレビでは夏の間に3つの高校生チームが制作したビデオ作品を9月27日(土)、富山大学での試写会において見せ合い、批評をし合いました。率直に言えばこの段階でのビデオ作品で、過去の実践局の最終作品に近い中身ではあったのですが、ここでもう一度「批評と表現のらせん」を一回しして上昇させようと考えた次第です。高校生たちは、あれこれいわれてそれなりにくやしい思いもし、刺激にもなったとことと思います。
 10月25日(土)は砺波市美術館において、9月の批評を踏まえて各グループが作り直した最終作品の上映会と意見交換をする最終報告会でした。ここには砺波高校、福野高校の高校生、先生方、これまでに取材に協力いただいた氷見市久目地区のみなさん、高校生のご父兄のみなさん、テレビ朝日、テレビ東京、岡山放送の局員の方々、チューリップテレビの実践チーム、日本民間放送連盟番組部の関係者等、大勢の人が集まり、一種のフェスティバル的な状況の中で進めました。司会進行はチューリップテレビの荒木さんと水越が担当しました。
 いろいろ印象深いことがあったのですが、なによりも高校生たちの作品が9月から格段によくなっていたことには舌を巻きました。このプロジェクトでは作品の善し悪しは一番の課題ではなく、作品をつくるプロセスで送り手と受け手がいかにメディア・リテラシーを学ぶかということが課題ではあるわけですが、その観点からしても構成がとてもよく考え直されているものだと思われました。これは何度もつくってみる、「批評と表現のらせん」を何度も回して上昇させていくということを愚直にやることがどれだけ重要かということが実証された機会だったといえると思います。
 11月24日(月)、チューリップテレビでは3チームの作品を含めたメディア・リテラシー・プロジェクトの総集編的番組、「テレビノミカタ:泣いた!笑った!つまずいた!高校生113日の記録」をオンエアしました。僕も見せてもらいましたが、高校生の奮闘だけではなく、チューリップテレビの局員の葛藤、悩みなども、ある意味で平等に描かれており、とても気持ちのよい番組だったです。そして3月に再放送が決定したとのこと。乞うご期待ください。
 富山の関係者のみなさま、あらためて大変お疲れさまでした。そしてありがとうございました。さらにこれからもどうかよろしくお願いいたします。こうした活動を続けていくようにしましょう!
 

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