5月30日(金)、富山のチューリップテレビに民放連プロジェクトで、愛知淑徳大学の小川明子さんと訪問しました。
この日は、「なぜ、ローカル民放にメディア・リテラシーが必要か」という、ちょっと刺激的なタイトルで講演を行いました。京成電鉄のトラブルで遅れた僕に代わり、まず小川さんから英国のデジタルストーリー・テリングの概況や、日本における市民メディアとも重なる、その可能性と課題についてお話をいただき、その後僕が、新しいメディア・リテラシーと民放連プロジェクトの概要説明をし、すでに住民ディレクターを導入しているチューリップテレビならではの可能性についての提言をしたりしました。
講演のあと、池森武宣社長とお話をさせていただき、服部寿人さん、岩井知香子さんをはじめとするコアメンバーの方々と打ち合わせをしました。局内を拝見しましたが、フロリダのタンパやデンマークのノーユースケをちょっと思い出すような、クロスメディア的なレイアウトやデザインがとてもよい雰囲気でした。局員のみなさん、どうもありがとうございました。
チューリップでは富山大学、富山インターネット市民塾、住民ディレクターなど、地域のさまざまなセクターとの連携をすでに持っており、夜はその関係者のみなさんと食事会でした。黒田卓さん、柵富雄さん、泉田匡彦さんはじめとするみなさん、どうもありがとうございました。楽しかったです。
パブリックアクセスの可能性と課題をすでに経験されているチューリップテレビは、これまでの民放連プロジェクト実施局とはちょっとちがった立ち位置にいると考えられます。それらを生かしつつ、ほかにはないおもしろいことをやってみよう!、実験的なことをやってみよう!というふうに、コアメンバーや関係者の方々も考えているようで、とても楽しみです。近いうちにまたおじゃまいたします。
さてさて、5月に民放連プロジェクト実施局3局をすべて回りました。どこにもそれぞれの地域の文化と放送局の伝統があり、日本のローカル民放のポテンシャルというのは相当なものだとあらためて体感した次第です。
これからいずれも具体的な活動に入っていきます。僕だけではなく、「マス&コミュニケーション」のメンバーが入り乱れて(?)の協働となるかと思います。(水越伸)
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