8/7 尾道で「夏休みメディアリテラシー体験講座」

2011年8月7日(日)、広島県尾道市の尾道市青少年センターで、地域のこどもたちを対象にした「夏休みメディアリテラシー体験講座」を実施しました。このイベントは、昨年度にひきつづき、青少年育成尾道市民会議が福山大学の飯田豊研究室に委託して実施したものです。2日連続のプログラムのうち初日のワークショップは、メディア・エクスプリモの協力実践として実施し、福山大学の杉本も企画からかかわっています。またサポートスタッフと2日目の講師として、福山大学メディア情報文化学科の学生も参加しました。初日の参加者は、低学年から高学年までの小学生と大人の計14名でした。
初日のプログラムは、クリエイターの朝倉民枝さんをお招きした「ピッケのつくるえほん」ワークショップです。このワークショップでは、朝倉さんが開発したパソコンソフトでキャラクターやアイテムをならべ、オリジナルのえほんをつくるものです。通常このワークショップでは、ひとり1台の PC をつかって、それぞれのおはなしをつくっていきますが、今回は新しい試みをおこなっています。
ひとつは、複数人でおはなしづくりに取り組んだことです。はじめて出会った参加者同士、しかもできるだけ遠い年齢でペアになりました。参加者は、性別も年齢もちがう人と一緒になって、はじめはとまどい気味でしたが、最終的には 8 ページのえほんを作りあげました。
もうひとつは、PC ではなくタブレット端末 iPad をつかったことです。iPad アプリ「ピッケのつくるえほん」(開発中)は、画面にタッチしながら直感的に操作できました。ほとんどの参加者にとってなじみのないデバイスでしたが、すぐに使いこなしていました。
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ワークショップのながれは、以下のとおりです。
1.「つくるカード」アプリで自己紹介カードづくり。とっておきのものを写真に撮って、ふきだしと音声をつけたカードをつくりました。
2.「つくるえほん」アプリでおはなしづくり。
3.えほんを印刷してミニえほんの製本。
4.完成したえほんの上映会。
今回は、開発中のアプリをつかった実験的なワークショップでしたが、タブレット端末で創作するという条件特有のおもしろさや課題もみえてきました。
夏休みの日差しの強さと参加者の多さで、会場が暑いなか、長時間のワークショップに集中していたタフなこどもたち、関係者のみなさん、ありがとうございました。
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(報告:飯田豊・杉本達應/福山大学)

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