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Media Conté Archive

6/19-20 「とよはしメディア・コンテ」開催!!

 6月19、20日の2日間、愛知県豊橋市にある「こども未来館ここにこ」にて、「とよはしメディア・コンテ」実践を行ないました。「とよはしメディア・コンテ」は、豊橋市にまつわる個人的な思い出を、大学生との対話の中で2分のデジタルストーリーにし、地域の記憶を共有することを目的とした実践です。豊橋市に住む方々7名と、愛知淑徳大学小川明子研究室の大学3年生のみなさん5名、そしてメディア・エクスプリモチームが一体となって行ないました。1日完結のプログラムと、2日間プログラム(どちらも内容はほぼ同じ)を並行して進めました。

 「場所にまつわる思い出」ということで、今回は室内から飛び出して実際の場所におもむき、現場の写真を撮りながらの対話が物語りの鍵となります。梅雨のこの時期、前日の大雨にひやっとしましたが、当日は何とか天気ももち本当によかったです。

1.jpgのサムネール画像

 これまでの「メディア・コンテ」実践と同様に、今回も参加者の方と大学生とが1対1のペアで協働し、参加者の方の思い出を物語にしていきます。こども未来館で収集している「とよはしアーカイブス」の古写真や、参加者のみなさんが持ち寄った昔の写真などを手掛かりに、どのようなテーマの物語にするかを相談した後、こちらが準備したスペシャルハイヤーで、「思い出の場所」にペアで移動します。

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現場での散策は2時間弱と短い時間でしたが、「ここここ!」「図書館の位置はここだったはずなんだけど。」など、現場ならではの声が聞こえてきました。編集者の役割を果たす大学生たちも、現場で行動をともにする中で、その場所の"これまで"を共有します。

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現場での思い出収集は、その道々でいろんな人と出会うのも醍醐味の一つでした。私が同行したときには、お米屋さんにおじゃまし、今でも使っているという井戸を見せていただきました。

 部屋に戻ってからは、現場で撮った写真や古写真などを織りまぜながら、絵コンテをつくっていきます。大学生が質問を投げかけながら、ストーリーの素となる言葉を拾い出していく作業です。絵コンテに足りない素材は、その場で新しく写真を撮って補います。次から次へと繰り出される思い出に耳を傾けながら、物語の構成を考える...。かなり大変な作業です。どの言葉がよいだろうか、他にどんな表現があるだろうか。今日会った2人の協働作業は、この時点で6時間経過しています。

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 構成が決まったら、今度はナレーションを考え、音入れになります。みなさんそれぞれの言葉と声で彩られるストーリーは、写真のスライドショーだけのものより何十倍も強い作品となりました。今回は、父親が作ったカーネーションの話や豊橋の有名な手筒花火、図書館、吉田城にあったお堀、小学校にあるお宮、国鉄豊橋駅の思い出や神社や市電など今は見られなくなった風景についての話など、7つの作品ができあがりました。
 
 2日目の最後には、こども未来館での上映会が控えていたこともあり、時間がない中での作業となってしまいましたが、街と記憶、コミュニティと個人、対話と編集、これからの記録アーカイブについて考えるヒントがたくさんつまった実践となりました。これらの作品から発されるメッセージを広げる場を今後どのように展開させていくか。「メディア・コンテ」の活動自体の展開も含め、地域アーカイブの問題系の一つとして、継続して考えていこうと思います。

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参考記事:愛知淑徳大学小川明子研究室news!


<文責:阿部純>

3/21 D-Project&MELL Platz共催研究会のお知らせ

D-Project & MELL Platz共催公開研究会
「デジタルストーリーテリングを取り入れた授業デザイン」


 D-projectは、「デジタル表現(Digital)」「授業デザイン(Design)」の2つの『D』をキーワードに、ICTにふりまわされることなく、子どもの学びをみつめて授業をデザインしていこうとする姿を提案したいという願いから2002年4月に発足。全国の小・中・高校の教師と大学の研究者を中心に、プロジェクト形式でさまざまなテーマに取り組んできました。
 現在、北海道から沖縄まで各地域で年間50回以上のワークショップを行い、MLメンバーは550名に及んでいます。
 2006年度からスタートしたD-project2は、「豊かな学力」と「メディア表現」を結びつける「メディア創造力」というキーワードを、今後の活動の柱にしていきたいと考えています。「メディア創造力」とは、「表現学習を通して、自分なりの発想や創造性、柔軟な思考を働かせながら自己を見つめ、切り拓いていく力」と定義しています。「メディア創造力」の育成という新たな視点で授業作りを考え、日本の学校教育界に根強い「キチンと文化」に問題提起していきたいと考えています。
 この春の公開研究会は、ついにMELL Platzとの共催で開催!
 午前から午後にかけては複数の授業実践ワークショップに参加して学んでいただく時間帯。最後に、デジタルストーリーテリングのワークショップにメディア論、文化論の観点から取り組んできたメディア・エクスプリモ(MELL Platz)のメンバーである、小川明子氏、伊藤昌亮氏、水越伸氏に加わってもらい、総括パネルディスカッションを繰り広げます。
 詳細情報と参加申込はD-project 2のウェブサイトでお願いします。
 100名になり次第締め切ります。ふるってご参加下さい。

■日時:2010年3月21日(日曜日)
 詳細は

9:00~
○受付開始

9:30〜11:00 
1.オープニングトーク
中川一史(放送大学:D-project会長)
& 佐藤幸江(横浜市立高田小学校:D-project副会長)


2.基調講演   
「『世界図絵』的メディア教育の超克~映像と言語の新たな学習に向けて~」
中村敦雄(群馬大学)

11:00〜12:00 
3.実践バトル
3-1「発信!D-pro関東"Inspire"」
 発表者:河崎 睦(綾瀬市立北の台小学校)
      安富 直樹(横浜市立一本松小学校)
      堀沢 直樹(前橋市立大胡東小学校)
      松本 佳子(鎌ヶ谷市立五本松小学校)
      黒岩 浩司(足立区青井小学校)

3-2「学校生活の思い出をスライドショーで表現しよう」

 発表者:山本 直樹(京都市立新林小学校)

3-3「TV会議などを活用した明確なゴールを持つ国際交流学習のデザイン」
 発表者:坂上 則子(金沢市立四十万小学校)

3-4「ユニバーサルデザインを学ぶ授業デザイン」
 発表者:山田 秀哉(札幌市立八軒小学校)

3-5「動画素材を活用したお話の共同製作」
 発表者:甲斐 崇(北中城村立北中城小学校)

3-6「デジタル表現活動を取り入れたリーフレット制作」
 発表者:米田 謙三(羽衣学園高校)

13:15〜16:15 
4.ワークショップ
4-1「オリジナル絵本を作ろう」
 ワークショップ講師:村田 直江(柏市立旭小学校)

4-2「フォトポエムをつくろう」
 ワークショップ講師:前田 康裕(熊本市立飽田小学校)

4-3「言葉にこだわってつくろうラジオ番組」
 ワークショップ講師:小林 祐紀(金沢市立小坂小学校)

4-4「研究会の様子をカルタで表現してみよう」
 ワークショップ講師:山中 昭岳(和歌山大学教育学部附属小学校)

4-5「スライドショーを使って、ニュース解説者になろう」
 ワークショップ講師:有田 浩子(鳥取市立米子小学校)

4-6「教師のプレゼン力を鍛えよう」
 ワークショップ講師:岩崎 有朋(鳥取県教育センター)

16:30〜17:50  
パネルディスカッション
「再検討:デジタル表現と授業デザイン」

パネリスト
小川 明子(愛知淑徳大学)
伊藤 晶亮(愛知淑徳大学)
前田 康裕(熊本市立飽田東小学校/D-project)
中橋 雄(武蔵大学/D-project)
コーディネーター
水越 伸(東京大学)

エンディングトーク
中川一史(放送大学:D-project会長)
& 佐藤幸江(横浜市立高田小学校:D-project副会長)
 ワンコインパーティー:18:00~18:40

■場所:アップルジャパン株式会社
 東京都新宿西新宿3-20-2
 東京オペラシティタワー32Fセミナールーム

■参加費用
 当日受付にて資料代として1,000円を徴収させていただきます。

■定員
 申込みはここから
 100名(定員になり次第、締め切ります。)

■共催
 D-Project
 MELL Platz

7/3 市民とメディア研究会 あくせす 7月勉強会

  • Posted by: media exprimo
  • July 6, 2009 6:41 PM
  • Media Conté

7月3日、市民とメディア研究会「あくせす」の7月勉強会が名古屋で開催され、可児とアイハウスでのメディア・コンテの実践について小川明子と伊藤昌亮が発表しました。名古屋ばかりでなく東京・大阪からの参加者も含めて15名ほどが山小屋風の喫茶店の2階に所狭しと集まり、そこで熱心な議論が交わされました。

市民とメディア研究会 あくせす 7月勉強会
「地域社会をつなぐ当事者的メディア実践の試み」

日時: 2009年7月3日(金) 18:30~20:15
場所: 喫茶 エーデルワイス 2階
話題提供者: 小川明子・伊藤昌亮

概要:

  • 自動車産業を中心とした東海地方の製造業は、90年以降、多くの外国人を労働者として受け入れてきました。しかし、中には短期雇用で町を去ってしまう労働者も多い状況のなかで、同じ地域に暮らしていても 彼らが何を思い、どんな生活を送っているのか、かいま見る機会はほとんどないままです。私たちがmediaexprimoプロジェクトとともに行った『メディア・コンテ』では、だからこそ、そうした親たちとともに日本にやってきた外国籍の子どもたちに写真と声で映像ストーリーを作ってもらいました。普通、私たちが映像を作るというのは、何か「特別なこと」であることが多いと思います。運動会であったり、旅行であったり。でも今回はそうではありません。「通学路」「わが家の宝物」「やっかいなこと」といった日常にこだわったテーマです。

  • 大学生たちは、私たちと変わらない子どもたちの日常生活の描写の中に、「少しでもいい職業につくために、妹には高校に行ってほしい」 「一生懸命働いてくれる両親のためにいい娘になりたい」なんていう子どもたちの声を敏感に見つけ出し、驚き、それが意味することが何なのか必死で聞き出しながら一緒にストーリーを編みあげていきました。そのプロセスは、恵まれた環境にある大学生たちにとっても、なぜ自分たちが学ぶか、将来どうするのかを考えることにもつながっていったのです。映像を作った子どもたちも、 身の回りをあらためてカメラで探り、 思いを整理して大学生という他者に語ることで、自分の将来や方向性について少なからず考えたようです。そういう意味では、映像を作った外国籍の子どもたちも、それを手伝った大学生たちも、互いが触媒になりながら作り上げた、共同のストーリーだといえるかもしれません。

  • こうしてでき上がった「映像」は、私たちが普段目にする映像とは、見た目も、そのプロセスも背景も意味も異なります。互いの日常に介入し、ともにストーリーを作り上げるという経験は、簡単に言葉では表し得ない相手への深い共感をもたらしました。

  • 今回は、こうした実践を媒介に、地域社会、とくに東海地方のなかのメディアのありかたについて、みなさんとディスカッションしてみたいと思っています。

発表資料の一部です。
祭り的・カード遊び的~物語ることへのデザイン

(文責:伊藤)

11/30, 12/6 「メディア・コンテ第2弾!--Media Conté 2008 in アイハウス」開催

「Media Conté 2008 in 可児」を受け、その第2弾となる「Media Conté 2008 in アイハウス」が2008年11月30日(日)と12月6日(土)、2週にわたり、愛知淑徳大学国際交流会館(I-House)にて実施されました。今回の実践では愛知淑徳大学国際交流会館(I-House)に生活する6名の在日留学生のみなさんに参加してもらいました。

RIMG0665.JPG夏の可児市での実践に引き続き、メディア・コンテでは、日常的なお題からあれこれ発想されるキーワードをもとに、参加者自身がファシリテーターとなる学生さんとの対話を通じて約2分間の物語(映像)を編み上げました。これは合計15枚程度の写真を紙芝居のように組み合わせ、並び替え、そこにストーリー(ナレーション)をつけていくという、一種の新しいデジタルストーリーテリングの試みです。メディア・コンテではこの「物語」を「文字」からではなく、「イメージ」の持つ力と他者との「対話」によって引き出すという事にチャレンジしています。
※デジカメ画像、思い出の写真、絵などをコンピュータでつなげてナレーションをつけ、数分間の映像作品を制作するデジタルストーリーテリング。ストーリーテリングの歴史は壁画として能古されているものを含め、相当に古くからの人間の営みといわれている、アメリカの教育現場やイギリスBBCでの放送を通じたウェールズでの取り組みなど、欧米で盛んに行われているこうしたストーリーテリングの現代版ともいうべき、デジタルな「物語」制作の活動は、近年日本でも注目されつつある。


プログラム

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14:15〜15:00 お題ペタペタ
まず小川ゼミの学生と留学生がペアとなり、テーマにするお題を決めます。
 今回用意したお題は、
①名前の起源(1人)
②やっかいなもの(2人)
③大事な行事(1人)
④子どもの頃なりたかったもの(2人)
⑤私の日課・家族の日課(0)
※()内は実際そのお題を使った留学生の数。
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 お題ペテペタで出てきたキーワードを整理し、組み替え、具体的にストーリーにしてみます。それまでに出ていた具体的なキーワードやエピソードから物語の要素を捻出します。物語の最終的な帰着点、つまり紙芝居の5枚目、起承転結の「結」にあたる部分にどんなオチを持ってくるかが、物語全体の流れを決めます。

15:45〜16:45 中間発表会
RIMG0635.JPG①ストーリーの整理(あれもこれもと取り込みすぎた物語はストーリー性が一貫せず、キーワードが散在し、本当に伝えたい事が掴みきれません)
②具体的にどんなイメージ画像を使うかという事の検討。
24枚用意してくる写真にかんして確認し、1日目修了。

《2日目》12月1日(土)
9:00〜12:00 絵コンテ作り
 RIMG0651.JPG宿題として持って来た写真をプリントアウトし、絵コンテを作りました。
1日目に5コマで作った紙芝居を拡張させ15コマとし、画像を順に並べ替えて台紙にはっていきます。その後でストーリーの肝となるナレーションを書いていきます。

12:00〜12:30 一次合評会
 本番通りナレーションをつけて実際にストーリーを読んでみます。イメージの順番を入れ替えるなど、より「伝える」事に重点をおき、意見をだし合いました。

13:30〜16:00 編集作業
 RIMG0654.JPG実際にナレーションをとって、パソコンに取り込んだ画像に声を被せ、それを物語となるようにつなげていきました。

16:00〜16:40 上映会
 仕上がった作品の上映会には、アイハウスに暮らす留学生の友人たちがたくさん集まってくれました!普段の参加者と少し違った一面が見えたという声も。

■ 実践から見えてきたこと
今回アイハウスの実践からはおおきく二つの事が見えてきたと言えます。
①まずは、写真のイメージを具体的に持つ触媒の大切さです。
今回は具体的な写真が一日目に出てこず、可児とはそこがおおきく違いました。その事でストーリーの展開が文字形式に似てしまいました。可児のメディア・コンテの場合、WSの土台として「写真組み合わせストーリー」を挟み、実際に参加者が写真に触れる機会があったことが刺激になったようです。いいもの、こういう写真をとってみたい、写真の撮り方、創造性、創ってみたい、語ってみたい、そういった気持ちを喚起するような触媒は大切です。②2つ目としては、なぜこのようなWSをやっているのか参加者に十分に説明されてなかった、情報公開と社会的動機がなかったということです。
 コンピュータ・リテラシー、語学力といったテクニカルの面だけではなく、思考の幅においても、自分が誰であるのか、自分の中で反省的に思考するだけの十分な思考力も既に持っている留学生のみなさんに、この活動の帰着点、何を目指し、完成した作品がどんな可能性を持つのかなど十分に説明なされていなかった事で、参加者の皆さんを迷わせてしまった部分があったように思います。

参加者の皆さんが作ってくれた作品はケーブルテレビで放送されるほか、youtubeにアップされています!
『餃子的幸福』 
『いつもどこかへ行きたかった 』
『白身と黄身』 
『ないものねだり』


(執筆:稲葉莉奈/執筆協力:小川明子・伊藤昌亮)

実践のまとめーMedia Conté 2008 in 可児 Vol.3

  • Posted by: media exprimo
  • October 20, 2008 6:10 PM
  • Media Conté

 物語とは何だろう。それはどこから生まれ、どうやって作り出されるのだろう。そうした疑問に答えようとした思想の一つ、近代のイギリスやドイツを中心に、形式の客観性を重んじる古典主義に対抗するための文化運動としてくりひろげられたロマン主義の考え方では、物語の本源性は個人の主観性の中に求められる。つまり「語るべきものは人それぞれの心の中にある」とされ、形式にとらわれることなく思うがままにそれを表出することによってそこに物語が生まれる、とされた。さらにそこでは古典主義的な画一性に対抗するためのモチーフとしてことさら地域性が重んじられた。たとえばイギリスでは、とくにウェールズがロマン主義的なイメージの源泉としてもてはやされた。

 今日、マスメディアの画一性に対抗するための文化運動として欧米各地でくりひろげられているデジタル・ストーリーテリングの発想の中には、もしかしたらそうしたロマン主義的な物語観が息づいているのかもしれない。実際、かつてのロマン主義の聖地、ウェールズを拠点にくりひろげられているキャプチャー・ウェールズ・プロジェクトは、形式の客観性を重んじる古典主義に抗してかつてのロマン主義が個人の主観性を絶対視したのと同様、マスメディアの客観的な表現様式に抗して個人の主観的な表現様式を称揚することによって、マスメディア的な視野からこぼれ落ちてしまいがちな普通の人々の「物語空間」を拾い上げることを試みている(小川,2008)。

 しかし実際、「語るべきものは人それぞれの心の中にある」のだろうか。デジタル・ストーリーテリングのモットーとしてよく言われるように、「誰にでも語るべきストーリーはある」のだろうか。あるとしてもむしろ多くの人々は、語るべきものが何か、どんなストーリーを語るべきかを自覚することすらできていないのではないだろうか。あるいは語ろうとしてもうまく言葉にならない、声にさえならないのではないだろうか。いいかえればそこにあるのは「物語空間」ではない。声にならない声、語りにならない語り、愚痴やつぶやきやボヤキやため息、そうしたちょっとした思いの切れ端、微細な心意現象の断片がもぞもぞとうごめいているようないわば「前物語空間」なのではないだろうか。

 そうした声にならない声、語りにならない語りをただ主観的に表出しようとしてもそこから物語が生まれることはない。それが物語になるためには、いいかえれば「前物語空間」が「物語空間」に変容するためには、そこに他者との対話という客観性のモチーフがむしろ決定的に必要となるのではないだろうか。つまり発話者は対話者に向かって声にならない声をひねり出し、語りにならない語りをねじり出そうと試みる。一方で対話者は声にならない声に耳を澄まし、語りにならない語りに耳を傾けようと努める。そうした相互作用を通じて両者はやがて声のかけらを探り当て、語りの種子を掘り当てる。その過程で「前物語空間」が「物語空間」に変容し、そこからようやく物語が立ち現れてくるのではないだろうか。

 今回のワークショップでは発話者の役割を子どもたちが、対話者の役割を大学生たちが担うことになった。しかも今回、ほとんどの子どもたちは十分に日本語をしゃべることができなかった。つまり今回発話者となったのは、現実問題として声を奪われている者たち、実際に語ることのできない者たちだった。そうした発話者に対話者として向き合いつつ、声にならない声に耳を澄まし、語りにならない語りに耳を傾けるのはどれほど困難なことだったろう。そしてそこから声になりそうな何かを探り出し、語りになるかもしれない何かを掘り出すのはどれだけ至難なことだったろう。しかし大学生たちは見事にそれをやってのけた。そして子どもたちも見事にそれに応えてのけた。

 ロマン主義的な考え方では、奇跡は人間の内奥から生じるとされる。しかし今回のワークショップで私たちが立ち会ったのは、人間と人間の間から奇跡が生み出されるまさにその瞬間だった。その結果、私たちの目の前に一つの可能性が開示されることになった。それは物語るという行為を、ロマン主義的な物語観の上に成り立つ従来のデジタル・ストーリーテリングの発想とは異なる次元で考えていくことの可能性、ひいては表現するという行為を、西欧近代的な人間観の上に成り立つ従来のメディア研究、メディア実践の視座とは異なる次元で考えていくことの可能性だといえるだろう。(文責:伊藤昌亮)

参考文献:
小川明子「小さな物語の公開、そして共有」(2008)松浦さと子・小山帥人編著『非営利放送とは何か 市民が創るメディア』ミネルヴァ書房

実践のまとめーMedia Conté 2008 in 可児 Vol.2

自動車産業を中心とした東海地方の製造業は、90年以降、多くの外国人を労働者として受け入れてきた。しかし、中には短期雇用で町を去ってしまう労働者も多い状況のなかで、同じ地域に暮らしていても 彼らが何を思い、どんな生活を送っているのか、かいま見る機会はほとんどないままだ。

メディア・コンテ2008 in 可児 では、だからこそ、そうした親たちとともに日本にやってきた外国籍の子どもたちにストーリーを作ってもらった。普通、私たちが映像を作るというのは、何か「特別なこと」であることが多い。運動会であったり、旅行であったり。でも今回はそうじゃない。「通学路」「わが家の宝物」「やっかいなこと」といった日常にこだわったテーマだ。

人の日常というのは、どの国でも、どんなひとでもそれほど違わないだろう。ごはんを食べて、掃除して、洗濯をして、学校や会社に行き、休日には大切なひとと過ごす。でき上がった作品群を見ても、外国籍の子どもたちも、私たちと同じようなことをやっかいだと感じ、幸せだと感じている。そういう意味では、国籍が違ったって何も変わらない。

しかし、大学生たちは、私たちと変わらない子どもたちの日常生活の描写の中に、「少しでもいい職業につくために、妹には高校に行ってほしい」「一生懸命働いてくれる両親のためにいい娘になりたい」なんていう子どもたちの声を敏感に見つけ出し、驚き、それが意味することが何なのか必死で聞き出しながら一緒にストーリーを編みあげていった。そのプロセスは、恵まれた環境にある大学生たちにとっても、なぜ自分たちが学ぶか、将来どうするのかを考えることにもつながっていった。

映像を作った子どもたちも、 身の回りをあらためてカメラで探り、 思いを整理して大学生という他者に語ることで、自分の将来や方向性について少なからず考えたようだ。そういう意味では、映像を作った外国籍の子どもたちも、それを手伝った大学生たちも、互いが触媒になりながら、自分自身について考えながら作り上げた、共同のストーリーだったといえるかもしれない。

こうしてでき上がった「映像」は、私たちが普段目にする映像とは、見た目も、そのプロセスも背景も意味も異なる。互いの日常に介入し、ともにストーリーを作り上げるという経験は、簡単に言葉では表し得ない相手への深い共感をもたらした。これっていったい何なんだろう? 今後、もう少し同様の試みを続けながら考えていきたい。

最後に、ウェールズで同様の活動を行っているみなさん、子どもたちの置かれた背景について熱く語ってくれた小島先生、可児市国際交流協会のみなさんをはじめ、煮詰まったときに状況を打開するようなアイディアをくださったエクスプリモのみなさん、そして何より、見違えるように成長し、感動を与えてくれた愛知淑徳大学の学生さんと可児のアミーゴスたちに感謝の気持ちでいっぱいです。可児ケーブルテレビでの放送は10月25日、26日の予定。(文責:小川明子)

Since 1990, Corporations such as car and macine industries in Tokai district has been employing a huge number of Japanese descendants from South America and the Philippines. We often see them on the street, but their voices are not be heard.  How we get to know each other?

In Media Conte 2008, we exprimo members and university students of Aichi Shukutoku University worked with teenagers of foreign citizenship in Kani, Gifu Pref. We helped kids make photo based digital stories of their daily lives , like  " on the way to school" "our family treasure" and "That's troublesome!" etc.

Then, we found their stories about their daily lives, troublesome worries, and the love to their families are almost the same as ours. Yes, we are not that different as we expected!

But university students found the kids sometimes saying " I want my younger sister get higher education" " I want to be a good daughter because my parents works very hard for us" etc , Maybe, they might never have thought : why I am studying at the university ? for what? so far.

Also, kids had to think of their identities and future visions. Well, storytelling may not a personal work. The stories might be fruits of collaborative work among them!

Thus, while working together, kids and university students both learned each other. It might be a happy coincidence. But the workshop brought us mutual understanding indeed. And I don't know why we get emotional whenever we see their stories. Each video clips they created seems much different than the videos made by professionals of mass media in many ways.

The stories are going to be broadcast by CATV in Kani on Oct.25-26.

Next " Media conte" will be held in different place/situations in the near future. Thank you for everyone who concerned, including, capture wales project members and people in Kani . (Akiko OGAWA)

実践のまとめーMedia Conté 2008 in 可児 Vol.1

メディア・コンテ・ワークショップ 2008 in 可児  
"Media Conté Workshop 2008 in Kani"

【概要】
 2008年8月20から23日にかけて、メディア・エクスプリモ水越グループは、愛知淑徳大学コミュニティコラボレーションセンター(CCC)、NPO法人国際交流協会、ケーブルテレビ可児などと連携し、岐阜県の可児市において「メディアコンテ2008in可児」を実施しました。
 今回の可児市での実践は、今日増加の傾向にありながら地域社会で十分に理解されているとはいえない外国籍の子どもたちに焦点を当てました。今回のプログラムは、エクスプリモ水越グループがワークショップの内容や手順を考案、愛知淑徳大学の学生たち12名がワークショップで外国籍の子どもたち11名に映像制作を指導するというかたちで行われました。
  活動の大枠は、可児市に住む外国籍の子供たちが、普段の暮らしで感じていることや伝えたいことを自ら絵コンテにし、それをもとにデジカメで撮影した写真画像をつないで一人一人のストーリー(1分半か2分)を制作し、できあがった映像作品をシンポジウムとケーブルテレビで上映する、というもの。


プログラム
■事前準備
2008年8月20日(水)
   12:00〜 ※前2日は愛知淑徳大学の学生のみ
素材、機材確認
プレ実践、リフレクション
       
2008年8月21日(木)
11:00〜 プレ実践の続き
       プレ作品の上映、リフレクション
       ワークショップのキット作り

■当日プログラム
2008年8月22日(金)
   13:00〜13:15 はじめに
   13:15〜13:35 ワークショップ1 「ベストショット!で自己紹介」
   13:35〜13:55 ワークショップ2 「写真組み合わせストーリー」
   13:55〜14:00 休憩
   14:00〜15:30 ワークショップ3 「5コマ紙芝居をつくろう!」
          お題タイム
          質問タイム
          連想タイム   →   紙芝居(絵コンテ)づくり
   15:30〜16:15 中間発表
   16:15〜16:30 明日にむけて

2008年8月23日(土)
  9:00〜9:30 集合、データ収集
   9:30〜10:30 絵コンテ制作 
   10:30〜12:30 映像制作 「Windows Movie Maker」
   12:30〜13:30 お昼休憩
   15:30〜   上映会
   16:00~ 振り返り


活動内容
■ 事前準備
 愛知淑徳大学にて、ファシリテーターとなる大学生自身が、ワークショップの全体像を捉え、理解するとともに、Windows Movie-Maker、写真や録音機材など、技術的な知識や表現能力を深める意図でワークショップを一通り実践的に試行しました。参加した人数は、一日目12名、二日目11名。
 一日目の8月20日(水)はワークショップに必要な機材を確認し、本番の活動と同じように、家族をテーマにしたストーリーを、二人一組になってふせんを使って考えていきました。その上で、最終的にストーリーがどのようなものになるか、デジカメで撮ってくる画像をどんなものにするかを決める作業を行い、この日の最後には、作品がどのようなものになっているかを全員に簡単に発表してもらう時間をもちました。その事から見えて来たのは、実際に人の作品に触れ、自分のアイディアや思いを言葉にして伝えるという活動を通じて、自分だったらこうする、こんなアイディアはどうか、といった議論が作り手である学生の中から起きるということ。作品を仕上げていく上でこのように多数の参加者の視点でストーリーの面白さや可能性を引き出していくことが、それぞれの気付きや新たな感性の芽生えの場となることを確認でき、実践のプログラムでも全体での鑑賞と討論の場がとても重要だと感じました。結果的に、当初予定には入れていなかったこの中間合評会を当日プログラムに入れよにしました。
 二日目の8月21日(木)は一日目に宿題でとり集めてきた写真(やデータ)を実際にパソコンに取り込み、絵コンテを創っていく作業、絵コンテから実際にMovie Makerを使って映像にし、声を録音していくという仕上げ作業を行いました。
 最後に作品上映の時間をもち、それぞれの選んだテーマ「おばあちゃん」や「家族」などに対して感じていることを表現/鑑賞し合う時間としました。絵コンテ通りの写真がとれなかった、データがうまく取り込めなかった、録音した音声が聞きづらかった、こまめな保存が必要など、ワークショップを実際に行う中で起こりうる課題をたくさん捉えられたことが、本番で大いに活きることになりました。


■当日プログラム
●ワークショップ1 【ベストショット!で自己紹介】
 子供たち自身が二人一組になってチェキを使って相手のベストショットを撮影。シールを使って余白の部分に投票合い、そうして選んだ一枚を使って、ネームプレートを作成。当日会場に集まった子供たちが、楽しみながらできるだけ自然に場に適応すること、パートナーとお互いに「写真を撮ってみる」行為を通じて、機材に慣れること、工夫して印象的な写真を撮ることなどを促しました。

●ワークショップ2  【写真組み合わせストーリー】
ペンギン、温泉、鯉、すいか、などさまざまな写真を20枚ほど用意しておく。その中から子どもが各自1枚を選び、ワークキットに用紙された自分の台紙に貼り付けます。台紙は子ども1人に1枚(A4サイズ)。ペアになった2人はお互いの台紙をつなぎ合わせ、大きなシートを作ります。紙には、一方の端に写真、もう一方の端に別の写真、真ん中に空欄が1箇所あるかたち。参加者はこの2枚の写真をつなぐようなストーリーを作らなければならず、「スイカ」と「温泉」など全くストーリーが思いつかないような組み合わせからどのようにストーリーを作り出すかがこのワークショップのポイントです。
RIMG0435.JPGまず、それぞれの写真から連想されるものを自由に言い合いながら、ふせんに書き込んで写真のまわりに貼り付けていきます。そのうえで、書き込まれたイメージを手がかりに、それらをいろいろにつなぎ合わせてみてストーリーを作っていきます。中には難しい組み合わせもあり、
うまくできるか心配されたけれど、子どもたちは豊かな発想力でストーリーを作り上げていきました。中には参加者が大笑いするような残酷なストーリーもあったほど。「新幹線」が「蛇」になるといったアイディアも、子どもたちならでは!当初うまく行くか最も心配していた活動でしたが、結果的には本番の絵コンテづくりのためのよい準備体操になりました。


 ●ワークショップ3  【5コマ紙芝居】
RIMG0448.JPG名刺サイズのお題カードを1人5枚用意
します。実際に使用したお題・・・
「わが家の発明」
「わが家の宝物」
「わが家の晩ごはん」
「通学路」
「これ、やっかいやわ」

 これらをストーリーのもととなるテーマとし、質問ゲーム、連想ゲームという対話の形式でお題から出てくる子供たちの自由な発想をポストイットに書き出し次々台紙に張っていきます(A3サイズ)。さらに、紙芝居作り用の台紙を用意(A4サイズ×5)。A4サイズの各コマにはビジュアル欄とキャプション欄があり、つまり台紙全体で、ビジュアル欄とキャプション欄の組み合わせによるコマが5つある状態。台紙とお題カードは子ども1人に1セット。
RIMG0480.JPG 流れとしてはまず子どもが各自、お題カードの中から自分のテーマを選びます。さらにその中から、具体的に自分のストーリーの題材を考えることに。その際、それぞれのお題から想起されるものを大学生が子どもに聞きながら、うまく題材を引き出していきます。当初チームの中で質問し合って、子どもがそれに答えるという形式をとる予定でしたが、言語の問題もあり、自然と大学生と子供のほぼ一対一の組み合わせができあがったため、その対話で進行しました。そしてファシリテーターなどの大人たちはチームをはっきり固定しそこに常時居るのではなく、2人あるいは3人のチームの中をぐるぐる回り、補助的に質問や物語形成に関与しました。子供たちは、 出てきた題材をふせんに書き込み、必要に応じて分類しながら次々台紙に貼り付けていきました。前日に同じ経験をした大学生たちは、想像以上に子どもたちのストーリーをうまく聞き出し、テーマやクライマッ クスを見つけ出すことでストーリー化していきました。
 次に「紙芝居作り」。台紙に貼り付けられたキーワードをもとに、5コマ分の紙芝居を作ります。ふせんをキャプション欄に貼り付けたり、ビジュアル欄に絵を描いたり、などなど。紙芝居とはいえ、形式は絵コンテなので、これがデジタルストーリーテリングの絵コンテの原型となるかたち。
 最後に子どもたちのストーリーをお互いに発表しあいました。この時は、当日の時間配分がかなり厳しくなってしまったことがあり、前日のように効率的なアドバイスができませんでした。しかし、すでにこの段階で十分にストーリーは練り上げられている状態で、中には、明日までに宿題としてもってくる写真をこれと、これと、一枚一枚丁寧に書き出し、子どもたちに伝えている学生たちもいました。 


●映像編集
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前日に撮影してきた写真をプリントアウトし、紙の上で絵コンテを作ったあと、Windows Movie Makerで1分半から2分のストーリーを作っていきました。子どもによってはナレーションが難しい場合もありましたが、大学生が根気よく付き合い共同作業を進め、予定の3時に間に合わないチームもいくつかあったものの、ほとんどがお昼過ぎには仕上がっていました。

■ 上映会
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出来上がった作品は23日に多文化共生センター「フレビア」で開いた「外国人の子どもの教育を考えるシンポジウム」で発表しました。 子どもたちが、一緒に作品づくりをした大学生と共に、交流協会や集まった地域の人たちの前で「名前、学年、何に関する作品か」を発表し、作品を上映する形をとりました。子どもたちは緊張している様子は見られたものの、自分のストーリーが作品になって見知らぬ人に公開されることを恥ずかしがりつつ楽しんでいる様子が印象的でした。出来上がった作品は10月25、26日にケーブルテレビ可児で放送されることになっています。


■振り返りと展望
 当初は、大学生が子どもたちの物語づくりを全般的にファシリテートすることは難しいかもしれないと考えていました。しかし、実際には大学生が驚くほど見事にファシリテーターとしての役割を果たしました。中にはなかなか物語が連想されず、足踏みする子どもたちもいましたが、大学生と子どもの間の信頼関係と相互理解が作品づくりを通して形成されると同時に、それが作品自体に反映されるかたちとなりました。実際に、実践に参加した中には、人生が変わるような大きな体験になったと言う学生もいたほど。外国籍の子どもたちの、アイデンティティに関わる製作/表現活動のプロセスは、そこに一番近くで寄り添った学生たちが、物語の「編集者」としての自覚と責任を得ていく過程でもあったといえます。最初はこわばった顔つきでフレビアに集まって来た子どもたちの表情は、時間を追うごとに柔らかくなり、なかなか焦点の定まらなかった目線も、最後にはきちっと大学生や大人と向き合うようになっていました。同時に子どもたちのアイディアものびのびしたものとなり、率直さ、斬新さ、優しさに溢れ、2分半の内にも多くを語りかけてくるものとなりました。あるキーワードを手がかりに、自分のこと、家族のこと、日常のことを語り始める、あるいは物語にはならない単語レベルの、それでも確かに彼らの中にある思いをポツリ、ポツリと表現し始める・・・大学生がそれを拾いあげ、深め、広げていく。その過程の中で、相互に自分たちのアイデンティティを再確認していくことが、探り探りに、しかし確実に達成されていった2日間でした。RIMG0428.JPG

 
 また、実践を終えて、国内のいくつかの地域から、今回の可児のような実践をやってみたいというオファーがありました。エクスプリモとしては,異なる地域でのこうした実践をいかにネットワーク化していくかが今後の課題と言えます。(執筆:稲葉莉奈/執筆協力:小川明子・伊藤昌亮)

8/20-23 メディアコンテ2008in可児、成功のうちに終了

 8月20日(水)〜23日(土)まで、愛知淑徳大学コミュニティコラボレーション・センター(CCC)NPO法人可児市国際交流協会などと連携して進めていた「メディアコンテ2008in可児」が無事終了しました。ST280018.JPG
 詳細なレポートは追っていたしますが、ひとことでいって大成功だったといえます。メディアで表現することとアイデンティティ、地域のネットワークについて、とても深いところで考えさせられた数日間でした。
 CCC講師の小島祥美さんから、当日のもようが「外国籍生徒が物語づくり:パソコンで映像編集」というタイトルで8月24日付の中日ウェブ(中日新聞オンライン版)に、また、「日本での生活や思い 地域の人に伝えたい:淑徳大生が外国人中高生と映像制作」というタイトルで8月23日付の読売オンライン(読売新聞オンライン版)に掲載されたというお知らせをいただきましたので、とりあえずお知らせしておきます。

 関係者のみなさま、本当にお疲れさまでした。また、やりましょうね。

(水越伸)

We are happy to report you that "Media Conte 2008 in Kani" (August 20 to 23) has successfully finished by a wonderful collaboration among Community Collaboration Center (CCC) of Aichi Shukutoku University, Kani International Exchange Association, and Media Exprimo.ST280059.JPG
Chunichi web of August 24 and Yomiuri online of August 23 has reported news about this workshop, just informed by Ms. Yoshimi Kojima, a lecturer of CCC.
This is a news flash and we will report in detail soon.

Thank you so much, Obrigado, Salamat, and Arigato everybody who joined Media Conte 2008. Let's do it again soon !

by Shin MIZUKOSHI

メディアコンテ2008in可児が始まります

  • Posted by: media exprimo
  • August 18, 2008 12:51 PM
  • Media Conté

 愛知淑徳大学コミュニティ・コラボレーションセンターの授業の一環として、メディア・コンテ・ワークショップ2008in可児が、8月20日〜23日まで行われます。logo_for_print.gif
 可児市在住の外国人中高生と愛知淑徳大学の学生たちがともに写真と声を利用した映像作品を制作し、ケーブルテレビ可児で放映します。「わが家の宝物」「それ、やっかいやわ」「わが家の発明」など、ふたつの文化をまたいで生活している彼らが、ふだん心の中にひっかかっていること、伝えたい思いなどをどのように引き出し、どう物語化していくかが今年度の課題だといえます。
 8月20日、21日は大学生の事前準備、22日から23日が、可児市多文化共生センターフレビアでのワークショップです。約10名の外国人生徒と、14名の大学生がコラボレーションして作り上げるストーリーがどのようなものになるのか、ご期待ください。

可児へうかがいました

 4月16日(水)、エクスプリモ水越Gは技術系Gメンバーとともに、岐阜県可児市へうかがいました。メンバーの一人、小川明子さんが所属する愛知淑徳大学コミュニティ・コラボレーション・センター(ccc)がおこなう予定の集中授業をバックアップし、あわせて多文化的なこの地域の人々のメディア消費、メディア表現のあり方を実証的に把握し、実践的にサポートしていく予定です。
 当日、日系ブラジル人の方々の生活の一端に触れる機会を与えてくださったCCCの小島祥美さん、可児市役所の遠藤文彦さん、NPO可児市国際交流協会の中村裕さん、各務眞弓さん、そしてケーブルテレビ可児の尾石美智代さん、お忙しいところ、本当にありがとうございました。
 地域の人々のおかれた文化的文脈にマッチした文化的プログラムと技術的システムを、みなさんと一緒にデザインしていきたいと思っています。これからどうかよろしくお願いします。(水越伸)

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