5/7, 2008 世界一のケータイコレクターを囲む夕べ

5月7日(水)夕方に福武ホールの学環コモンズで「世界一のケータイコラクター」の木暮祐一さんを囲むビオトープサロンが開かれました。今回のビオトープ・サロンでは、携帯電話研究家でケータイ収集家の木暮さんをお招き、「ケータイの過去、現在、未来」というテーマでお話を伺いました。OGをふくめ、水越ゼミゆかりの12人の方々が参加しました。
木暮さんが用意してくださった資料はスライド80枚に及ぶ「大作」プレゼンテーションでしたが、あっという間に2時間が過ぎたと感じるほど、とても興味深い内容でした。「ケータイ1億時代」を迎えた日本の携帯電話の歴史は、1970年代の自動車電話まで遡ることができるそうです。80年代のショルダーホンを経て90年代にようやく第2世代ケータイが登場します。それから、ケータイは、メール、カメラ、JAVAアプリ、高画質スクリーンなど次々と機能をつけ加えながら、「通話のための道具」から「コンテンツを消費するメディア」に、さらに「生活インフラ」に変身を重ねてきている訳です。1000台を超えるケータイのコレクションを保有している木暮さんが聞かせてくださったケータイの歴史とは、研究報告書の記述などとは違って、とても面白くて生々しいものでした。
また、木暮さんの研究しているケータイを用いた遠隔医療の可能性や、ケータイのデザイン、各国のケータイ使用環境の比較、日本携帯電話産業の課題など、ケータイについて幅広く話し合いました。サロンの後に近所の居酒屋でのお食事会でも、ケータイについての話し合いは続きました。ケータイ・マニア達との交流のお話、テレビに出演された時のエピソードなど、木暮さんのマニアならではの奇想天外なネタで、楽しく盛り上がりました。忙しい中、足を運んでくださった木暮さん、どうも有難うございました。
*「ビオトープ・サロン」は、「ゆるやかに、でも建設的にメディアに関するさまざまなことを話し合う場」として水越研究室が毎月2回ベースで主催するサロン形式の集まりです! *
“An evening with a keitai collector at Biotope Salon!”
On May 7th, we held the Biotope Salon inviting Mr. Kogure who has a collection of more than 1,000 carriers of keitai, ranging from the early car-phone in 70’s to the latest fashion of 3G model. He had a presentation titled “the past, the present, and the future of keitai”, of which contents are, impressively enough, from the insight gained by the experiences as a keitai collector and keitai researcher. We talked over history of keitai, interface design of keitai, different usage of keitai between different cultures, the possibility to use keitai in remote medical treatment, etc., which is… everything about keitai!
We appreciate Mr. Kogure for interesting talk and fascinating presentation. Thank you very much!
*Biotope Salon is semi-monthly get-together held by Mizukoshi lab, focused on academic-but-casual conversations with various topics about media, culture, and society!*

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