5/21,2008 デジタル・ストーリーテリングを語る!

5月21日(水)、東京大学本郷キャンパス福武ホールで開かれたビオトープサ
ロンは、北欧からのメディア・アーティストで研究者のアスケ・ダムさんをお迎
えしました。あたたかい笑顔とユーモアが魅力のアスケ・ダムさんは、映像技術
を用いる様々なメディア表現や実験的プロジェクトを行っているメディア・アー
ティストでメディア研究者です。
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今回のサロンでは、映像技術の最新動向や展望、そしてそれらを用いる新しい
表現の可能性について、お話を聞かせていただきました。アスケ・ダムさんは特
に、このような映像技術が、普通の人々の体験や思い出の表現活動としてのデジ
タル・ストーリーテリングを支えるツールになれることに注目しています。イン
ドの田舎村のミルクショップで開かれるのお祭りのような町の映像制作会や、新
しい実践空間として北欧の小型シネマ、ヴロガー(ヴィデオ・ブロガー)達の活
動など、とても興味深い事例をたくさん見せていただきました。より多くの人々
がより豊かな表現活動ができるような仕組みが大事だと改めて感じられた貴重な
機会でした。
また、Ultra-HD映像技術によって求められている新しい撮影美学
や、町の大型スクリーンにパブリック・アクセスを導入するアイデアなどもとて
も面白いものでした。今回のビオトープサロンには、飛び入りで参加した方を含
め、8人の方々が参加しました。次回のサロンも期待してください!
*「ビオトープ・サロン」は、「ゆるやかに、でも建設的にメディアに関するさ
まざまなことを話し合う場」として水越研究室が毎月2回ベースで主催するサロ
ン形式の集まりです! *
“What we expect about Digital Storytelling!”
The Biotope Salon was held on May 21st, inviting Mr. Aske Dam from
Denmark as a guest. Mr. Dam, a researcher and media artist himself,
talked about the possibility of making use of digital technology as a
supporting tool of expression of common people’s common experience. He
pointed that the camera/video technology is being led by amateurs, so
that it is important to create new social context and public place to
let peole meet, talk, and express themselves. We would like to thank to
Mr. Dam for delightful and nice presentation!
*Biotope Salon is semi-monthly get-together held by Mizukoshi lab,
focused on academic-but-casual conversations with various topics about
media, culture, and society!*

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