6/26〜6/28に日本デザイン学会が開かれ、オーガナイズド・セッション「新たな社会づくりのためのデザイン」にて発表を行いました。学会最後の時間帯にも限らず50〜60名の方が集まり、さまざまな領域からの発表、議論が行われました。
日本デザイン学会第56回春季研究発表大会 オーガナイズドセッションe
「新たな社会づくりのためのデザイン」
●日時:2009年6月28日(日)15:20 – 16:50
●場所:名古屋市立大学北千種キャンパス M102
●概要:
情報技術が拡張する社会的なコミュニケーションが、新たな情報デザインの可能性領域を創出している。それらは、人々と対話し共同するデザイン、社会の活動と直接に結びついたデザイン、つくり出される道具やサービスの社会的な価値を中心にしたデザインだ。それらのデザイン・プロセスの中には、人々に本当に利用され、その社会に活かされる成果を生み出す、構築と生成の仕組みづくりの多様なアイディアが内包されているようだ。
このセッションでは、社会を指向する具体的なデザインや技術実践とそれを可能にしている方法や方法論をパネラーに紹介いただく。それらの意義と可能性を議論することから社会が「デザインされたもの」を受容することから「デザインすること」を共有する事へと拡張する新たな社会づくりのためのデザインの立ち位置を描いてみたい。
●オーガナイザー:敦賀雄大・須永剛司(多摩美術大学)
●登壇者:
岡崎章(拓殖大学):小児看護医療現場を支援するチャイルドライフ・デザインとは何か
両角清隆(東北工業大学):人々の活動をベースとした道具・システムのデザイン方法-町内会の情報共有活動の支援を例として
鳥海希世子・沼晃介(東京大学):地域における協働的語りの創出をめぐる実践研究-リンツ市と松山市における「ケータイ・トレール」ワークショップからtoriumiNuma.pdf
濱崎雅弘(産業技術総合研究所):Web上で創出される創作活動コミュニティの分析
(文責:鳥海)
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