2011/1/28 岡山放送(OHK)フォローアップ会合

 1月28日(金)の午後、民放連メディアリテラシー実践プロジェクトのフォローアップ会合として、岡山放送を訪問しました。岡山放送がこのプロジェクトに取り組んだのは2008年度。その後も同主旨の企画の再開を模索しているところです。そこで、2008年度の実践経験者を中心に今後の展開を話しあう、いわば実務的な会合がセッティングされました。
 お忙しい中、経験者全員が各部署から集まってくださり、さながら同窓会のようでした。さらに、当日になって急遽、飛び入り参加してくださった局員の方もいらっしゃったので(嬉しい悲鳴!)、今後のアイデア出しに先立って、飯田から民放連プロジェクトの趣旨や経緯などをお話しさせていただき、高橋誠さん(取締役営業局長)からは岡山放送がプロジェクトを継続することの展望を語っていただきました。
 民放連プロジェクトはこれまで、送り手と受け手の対話や協働、地域との連携を通じた放送局の体質改善などの実現をその成果としてきました。その重要性に関して全社的に深い理解があり、前向きな話し合いをすることができましたが、こうした営みが果たしてメディアリテラシーと呼べるのかどうか、放送局がメディアリテラシーに取り組んでいると表明すべきかどうか、議論の前提を共有するまでに時間がかかってしまったことは否めません。
 したがって、来年度の中核になるような企画を練ることができたわけではないのですが、いくつかの具体的なアイデアも浮上しました。ふたつだけ挙げておくと、

  • 小学校5年生の社会科見学を受け入れており、例年かなりの数の小学生に局内を見学していただいているので、一方的な説明だけで終わらず、局員と子どもたちとの学び合いのプログラムを考案する。
  • 飯田が勤務する福山大学に、岡山放送の現役局員の方々に「マスメディア論」の非常勤講師として、4月から来ていただくことになっています。そこでこの機会を活用して、講義の内容を局員のあいだで検証したり、反省を共有したりすることができるのではないかと考えています。

 これらはまだアイデアの種に過ぎませんが、まずは無理のないことから少しずつ実現できればよいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

(飯田豊/福山大学)
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