7/31 民放連プロジェクトセミナーin大阪

 2009年7月31日(金)、大阪心斎橋において、民放連プロジェクトとメル・プラッツの共催で、民放連プロジェクトセミナーが開催されます。
 題して「協働的メディア・リテラシーの可能性と課題:民放連メディアリテラシープロジェクト・セミナー2009」。
 08年度後半からの世界恐慌ともいえる経済状況の中で、民放は壊滅的な打撃を受けつつあります。そうしたなかでメディア・リテラシーに取り組むことの意義はなんなのか。
 そんな慈善事業めいたことをやっている余裕はないという声はじつは意外と少なく、むしろそこにこそ新たな市民参加型の放送のあり方、クロス・メディア的な局の編成や経営の戦略的展開の鍵があるのではないかという、ぼんやりとしてはいるけれど感覚的な見通しを持つ関係者が、このプロジェクトに取り組んだところには少なくありません。
 今回は、メディア・リテラシーをキーワードに、あらたな時代の放送のあり方を描き出すための機会となればと考えています。以下は、民放連、およびメル・プラッツから流されているご案内です。ふるってご参加ください。
(水越伸)
(以下、民放連からのお知らせ)
関係各位
お世話になっております。民放連番組部の山田です。
民放連と東京大学大学院・水越先生の研究室との共同研究事業である「メディアリテラシー実践プロジェクト」は、平成18年度に取り組みを開始して以来、本年度で4年目を迎えました。実施社数も延べ12社となり、来年度がプロジェクトの最終年度となります。
こうした状況を踏まえ、このたび水越先生から「実施社に対するフォローや、実施社どうしの交流を新たな実践テーマとすべき時期ではないか」との問題提起を頂き、これと併せて、「メル・プラッツ」が定期開催する公開研究会のなかで、民放連「プロジェクト」を取りあげる企画を頂戴いたしました。
つきましては、下記のとおり、「第14回メル・プラッツ公開研究会」を「メル・プラッツ」と民放連の共催として開催いたしますので、ご参加くださいますようお願いいたします。
ご案内が遅くなりましたことをお詫び申しあげます。
                             記
テ ー マ:「協働的メディアリテラシーの可能性と課題:民放連メディアリテラシープロジェクト・セミナー2009」
日   時:平成21年7月31日(金)午後2時〜5時30分
会   場:関西大学心斎橋オフィス 〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋1丁目5-17
メル・プラッツによる詳細はこちらをご覧ください。
以上
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(社)日本民間放送連盟 番組部
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(以下、メル・プラッツからのお知らせ)
   「メル・プラッツ」第14回公開研究会のご案内
メル・プラッツ事務局
 いよいよ暑くなってきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 第14回の公開研究会は、7月31日(金)に大阪・関西大学心斎橋オフィスで、
(社)日本民間放送連盟および、マス&コミュニケーション・プロジェクトと
の共催にて開催致します。
 どうぞお誘い合わせのうえお運び下さい。
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       第14回メル・プラッツ公開研究会
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第14回公開研究会(2009年7月)のお知らせ
■日時:2009年7月31日(金)14時〜17時半過ぎ(その後、暑気払い軽食パーティあり)
■会場:関西大学心斎橋オフィス
〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋1丁目5-17
TEL 06-4704-3851
地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅下車、南西へ徒歩3分。

■参加費:無料
■事前登録:不要
■テーマ:
「協働的メディア・リテラシーの可能性と課題:民放連メディアリテラシープロジェクト・セミナー2009」
 番組づくりをとおして、メディア・リテラシーを学ぼうという試みが、日本各地の地域や学校に広がっています。メル・プラッツの前身であるメル・プロジェクトは、こうした試みのパイオニアとして2001年から、日本民間放送連盟(民放連)とともに、民放連メディアリテラシー・プロジェクト(民放連プロジェクト)を推進してきました。
 このプロジェクトは、プロの放送局員と地域の視聴者(おもに小中高校生ら子どもたち)が出会い、共同で番組づくりを進めるプロセスを通じて、番組とはなにか、放送とはなにか、地域とはどんな場所かといったことがらを深く学んでいくための活動で、これまでにのべ18局=18地域でおこなわれました。
 06年度以降は、メルプロジェクトで放送に関心があったメンバーが集まった「マス&コミュニケーション・プロジェクト」がその活動を引き継いでいます。09年度はすでに和歌山放送(和歌山)、九州朝日放送(福岡)、鹿児島テレビ(鹿児島)で実践がスタート!
 このたび関西大学のご厚意を得て、メルプラッツ公開研究会&民放連プロジェクト・セミナーを大阪・心斎橋で開催する運びとなりました。
 9年にわたる活動のなかで蓄積してきた実践知を再確認し、番組づくりをとおしたメディア・リテラシーの学びを今後、どう進めていくか。送り手と受け手がともにメディアリテラシーを学んでいく協働的メディア・リテラシーの可能性と課題はなにか。さらに急速に進むデジタル化と深刻化する経済危機のなか、メディア・リテラシーをもとにした市民参加型で循環型の新たな放送への転換は可能か。
 こうしたことがらについて、過去の実践関係者(子どもたち、放送局、学校、大学関係者ら)と本年度の実施関係者が集い、民放連プロジェクトの意義や可能性、困難や課題についてざっくばらんに話し合います。
 事前登録不要!ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。
■参考:「マス&コミュニケーション・プロジェクト」
■共催:MELL Platz(社)日本民間放送連盟マス&コミュニケーション・プロジェクト
■プログラム
全体司会:村田麻里子(関西大学)
14時〜
●主催者あいさつ
●はじめに「なんのための協働的メディア・リテラシーか:民放連プロジェクトの全体像」:水越伸(東京大学)
14時30分〜15時45分
●「パネル・ディスカッション:民放連プロジェクトの過去・現在・未来」
登壇者:
・山内千代子(青森放送)
・服部寿人(チューリップテレビ)
・砂川浩慶(立教大学)
司会:境真理子(桃山学院大学)
 これまでの民放連プロジェクトの成果を踏まえつつ、現在、そしてこれから、放送局と市民を結ぶどのような回路作りが展開されていくのか。急速なデジタル化と深刻な経営危機のもと、地域で展開される協働的メディア・リテラシーの可能性と課題は何か。これまでの実践関係者が率直に語り合います。
休憩(約10分)
16時〜17時30分
●「ディスカッション・ワークショップ:協働と継続のために」
進行役:村田麻里子(関西大学)
出展者:今年度実践をおこなう3局とこれまでの実践局のうちいくつかの関係者
 今年度の実践局(和歌山、九州朝日、鹿児島)と継続展開を試みている局のうちいくつかの局関係者がまるで縁日の香具師(!)のような役割を担います。会場のあちこちに陣取った香具師は実践プランを説明、参加者のみなさんはグループに分かれてそれぞれの香具師の話を聞き、ディスカッションします。メディア・リテラシーを協働的に展開し、継続していくための知恵やノウハウを深めあうワークショップです。
17時30分〜
●おわりに「構造的崩壊と市民的新生」:ソフィア・ウー(呉翠珍:台湾政治大學)&水越伸(東京大学)
18時〜19時30分
*暑気払い軽食パーティ
 長い会合のあとの暑気払い。ビールとサンドイッチ程度の軽食をご用意しますので、じっくり議論を深め、ネットワークを拡げてください。
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※事前に申し込みは必要ありません。
※第12回(2009年5月30日)公開研究会のお問い合わせ先
メル・プラッツ事務局【2009@mellplatz.com】
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□お問い合わせ・電子メール送り先:
 メル・プラッツ事務局
(以上)

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